顔の良し悪しと恋

こんばんは、こと子です。


私高校生のとき文学部志望だったんですけど、外国語大学に入ってしまったのと忙しいのとで本から遠ざかってました。


さっき、受験期に「読みたい!!」と思ってて、

今まで完全に忘れてた本を借りました。


福田恆存『私の幸福論』


です。

福田恆存全集の第4巻の最初に入ってた。全集重いわ。


福田先生の思う幸福について書いてあって、最初の最初から

「美醜について」

ときた。


「人間は内面がいちばん大事なんだよ!!」

って言わない福田先生、さすがです。ではどう書いてあるのかというと、


ぶすが美人をうらやむとき、美人がちやほやされるのを見て、自分がそれと同様にちやほやされないのを苦痛に思っているのだ。どんな世の中にきても、優者と劣者とがある以上、優者が劣者よりもてはやされるのは、どうにもしかたのないことなのだ。


だそうです。(ちょっと省略しています)

まだ半分も読んでないけど、しかたのないことは諦めよう、弱点だけは素直に認めよう、諦めようって何回も言われます笑


美形は人生において得をすることが多いけど、得イコール幸せではない。

弱点を認める努力をすれば、無理に長所を引っ張りださなくても、現在の自己に甘んじる素直さそのものが、隠れた長所をのびのびと芽生えさせる苗床となるでしょう。



そう思うと、ちょっと肩の力が抜けますね。

美醜はともかく、ブログを書いてる私は今彼氏とがけっぷちなので、まあどっちに転んでも幸せは待っているんだと明るく生きたいものですね!!


この本に目をつけてくれた高校生の自分、グッジョブです。

福田先生、全集重くて、旧漢字読みづらいですが、ついていきます。がんばります。